2014年9月18日木曜日

複雑な建物(エリア)を描く方法

複雑な建物(エリア)を描く方法はいろいろありますが、ポリゴンの一部を押し出して描く方法とポリゴンを複数重ねて描いて結合させる方法があります。
"Tracing Buildings in JOSM" こちらはJOSMのエリヤ作成ツールを使って、建物の凸凹を"押し出し"で作図するビデオです。(ビデオ2分13秒あたり)
https://www.youtube.com/watch?v=DEQo4Jm-aPY
建物をJOSMプラグインBuildingsToolsで書いた後、Way上で押し出ししたい箇所2点にノードを打ちます。その2点間を押し出して作図します。
"josm_buildings_part_2" こちらはJOSMプラグインBuildingsToolsで重なる建物を書いた後、結合させて複雑な建物を書いているビデオです。(ビデオ4分あたり)
https://www.youtube.com/watch?v=Uq44dvNKgJc
また、J結合で複雑な形を描くと不要なノードが生じる場合がよくあります、JOSMプラグインSimplifyArea(エリヤ簡素化)を使うとそれを消してくれます。消去するしきい値(ノード間距離や角度など)はSimplifyArea設定で指定できます。

2014年9月16日火曜日

20km沖の洋上発電所

福島県楢葉町沖20kmの洋上発電所、変電所OSM入力しました。直線で20km、斜距離では25km以上になる場合もあり、陸からではかなり小さくしか見えません。(望遠レンズとコンパスが必須) 沖合い20kmのエリアはよほどのことがない限り衛星写真や航空写真が公開される可能性は低く、施設の位置を陸からとらえるのは興味深いところです。
私が初回観測した方位角が失敗だったので、Wさんからいただいた調査結果(4か所:施設が見える方位角の値)と福島第二付近がクロスポイント(変電所と発電所が重なって見える位置)という報告をヒントにJOSMで作図しました。
さらに公開されている設置範囲に近い観測値を選んで、福島第二からの視点で直線を引いたものが下の図です。想定範囲の中央からはずれますがこんな感じで入力しました。作図した2つの施設間距離は1.9km、公開されている距離は2kmでした。とりあえず洋上施設の観測お疲れ様でした!手直し等ありましたらよろしくお願いします。
 
 

2014年9月2日火曜日

猪苗代町の水路で見つけた矢印?

猪苗代町をOSM編集していると、BingMaps画像に興味深いものを見つけました。田んぼ脇の水路に矢印のような形状のものが写っていました。あたかも水路はこちら方向に流れていますと示しているようでした。
気になったので週末、現地を見てきました。 国道から外れて写真の場所を探していたら田んぼで作業されていた地元の方々がいらっしゃったので、水路に見えた矢印の事を尋ねてみました。わからないなあという答えでしたが、あぜ道通って見に行ってきてもいいよと許しを得られたので、矢印の場所を探しに田んぼと水路脇を散策しました。ただ獣よけの高圧電線が田んぼにぐるりとはりめぐらされていたのでやや緊張しました。

見つけました、矢印の正体は三角形状の落差工でした。川上側が広がった形状なのでまさしく流れる方向を示している矢印に見えたわけです。納得。

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