現在、無償有償にかかわらず様々な地図や地図サービスがあります。これらの地図にはいずれにも著作権が設定され、その多くで無断複製、改編が禁止されています。地図そのものをユーザの手で直接修正することはほとんどの場合できません。OpenStreetMapは世界中のユーザー自らが地図を書き、発展させる自由なライセンスの地図です。ユーザーが望む新しい道や建物、公園、お店などの地図情報を誰もが自由に追加・編集できます。さらにはその公開された自由な地図データをもとに新しい地図の使い方を創り出せるプロジェクトです。>>>「OpenStreetMapの基本」

2010年12月31日金曜日

関内地区ビデオマッピング

2010年ラストのマッピングは横浜・関内エリアでした。関内地区OSMの地形が整ってきたのでPOI取得をメインにビデオマッピングしてみました。2010年の年始めマッピングは港が見える丘公園でした。OSMを通じて多くの方と交流が持てた2010年でした。感謝いたします。

2010年12月28日火曜日

JOSM写真トレースでのズレ調整 (Adjust imagery offset)

現在、JOSMの安定版Verは3701ですが3715からimagery, wms, slippymap のプラグイン機能が本体に含まれるようになりました。またMLでも話題になったようにBing写真のズレ調整の要望があったためか写真・画像をトレースする場合、写真・画像のズレ(オフセット)調整量をJOSMに登録するすることができるようになっています。使ってみると前回編集したズレの調整量が保存されているので便利ですが、初めての方には登録までの操作がやや分かり難いです。

***** 以下はJOSM Ver.3748での操作です。*****
Bing写真をトレースに使う場合は、メニューの"画像">Bing SatをクリックするとBing写真のレイヤが表示されます。
画面右、レイヤーのBing Satを右クリック>表示されたメニューのNew offsetクリック>オフセット調整のボックス(Adjust imagery offset)が開きます。
ここでオフセットの数値を直接入力してもよいですが、入力せずにそのまま後ろの Bing写真をドラックすると位置調整できます。位置が合った状態で名前を入力、OKボタンを押すと調整量が登録されます。


設定画面で登録されたオフセット調整を見るとこんな感じです。

2010年12月24日金曜日

生まれ変わる地図

12月からBing航空写真を下絵にしてOSM地図を書くことができるようになりました。現状、公開されている航空写真の範囲は限られた都市部のみで都市計画区域(国土の約26%)よりもはるかに狭いです。それでもオルソ処理、タイル化された年代の新しい高解像度写真を利用する編集が可能になったことは、日本の都市部におけるOSM編集を一変させます。
半年、数ヶ月と時間をかけてGPSログとロギング写真をもとにマッピング編集した地形図もBing写真の情報量、精度にはかなわない部分がほとんどです。
個人的に時間をかけてマッピングした思い出の地も(鎌倉、東京駅八重洲、銀座、増上寺、皇居、靖国神社、東大駒場、横浜みなとみらい、港の見える丘公園・・・・)Bing写真のトレースが進むにつれ、私が編集した地形は消えていくでしょう。
東京駅八重洲>土砂降りのナイトマッピング
鎌倉・鶴丘八幡宮>もっともマッピング回数多い場所、家族そっちのけで歩いた、走った。
横浜・港の見える丘公園>お正月ohwadaさんと家族でマッピング、中華街で美味しいお食事。
Bing写真の利用で思い入れのある多くの地形が書き換えられると思います。寂しい気持ちもありますが受け入れましょう。それがwiki地図OSMであると考え、日本のOSM書き始めに立ち会えたことを感謝します。
日本以外、世界の多くの地域ではすでに高解像度写真がOSMマッピングに利用され、それとともにGPSロギング、POIマッピングも行われるスタイルが確立されています。日本のOSMはステップアップします。

2010年12月19日日曜日

OSM次のステップへ"Fast Food OSM"

"Fast Food OSM"はGoogleマップにOpenStreetMapのファーストフード情報(amenity=fast_foodタグ)をちりばめたiphoneアプリ。cuisineタグでファーストフードの種類分けしてます。
注意!このアプリではOSM地図は表示されません。
「え~POIだけ~」と思う反面、これを見るとOSMの大きな可能性を感じます。見方を変えると簡単に凌駕できるかも。何かが始まった感じがします。

2010年12月12日日曜日

斜景のBing建物写真とGPSログ

先にBing建物入力対策として <斜景の建物写真から建物を描く>を書きましたが、実際に建物のGPSログと重ねられた場所があったので紹介します。建物の周りを歩いてGPSログを取っています。角に見える青数字はwaypointです。建物中央上のwaypoint_089とその両脇、北西、北東の建物ログが建物の影になっています。この場合、写真どおりの位置でビル屋上の形をなぞるとログとずれてしまいます。つまり本来の位置ではない可能性が高くなります。このビルを書くのであればGPSログと周りの道路幅、写真の斜め具合を参考になぞる必要があります。写真が斜めで撮影されていること、ビル南西壁付近のログが写真と一致していることからこのビルに関してはGPSログを基本に書くことを薦めます。
この建物は数年前にGPSログだけで書いていますが、写真との整合はとれているように見えます。

2010年12月10日金曜日

Bing航空写真から建物buildingを入力する。

12月1日からOpenStreetMapではBing航空写真のトレース利用が可能になりました。Potlatch 2ではもちろん、JOSMではslippymapプラグインもしくは、Imageryプラグインを使うことでBing航空写真を利用したトレースが可能です。

建物入力をしていて気がついたことを2点まとめました。

Bing建物入力対策 その1.<斜景の建物写真から建物を描く>
建物が真上からでなく斜めに写っている場合があります。その場合、建物屋根、屋上部分をそのままなぞるのではなく周りの道路位置、道路輪郭線、GPSログから建物の位置を読み取って描きます。
Bing建物入力対策その2.<建物ひさし部分の描き方>
軒先、ひさし状の部分を除いて建物の輪郭(赤点線)を描きます。商店、トラックの荷卸場、ひさしのある建物など。

2010年11月20日土曜日

OpenStreetMapユーザー名での履歴・ライセンス変更確認

Pascal NeisさんがOSMユーザー名でユザーの履歴とライセンス承認が確認できるサイトを公開しました。そのユーザーが最初に編集したノードと最近編集したノード、過去作成した総ノード数、way数、リレーション数などが確認できます。また画面下のクレジットでユーザーがライセンス変更を承認済みか確認できます。OSMユーザー自身が承認作業を終えているか確認できますし、ライセンス変更を知らずに未承認のままでいるユーザーの確認には良いサイトだと思います。
(Pascal Neisさんの説明Blog)
http://neis-one.org/2010/11/19/small-add-on-to-hdyc-osm/
・ライセンス変更承認済みのユーザーは画面下のクレジットに以下のように表示されます。
  (ユーザー名) has Agreed to the new ODbL/CT !
・ライセンス変更の承認が未だのユーザーは以下のように表示されます。
  (ユーザー名) has not yet agreed to the new ODbL/CT !

OpenStreetMapは現在CC-BY-SAからODbL/DbCLへのライセンス変更作業を行っています。ライセンス変更についてはこちらを参考にしてください。
http://openstreetmap.blogspot.com/2010/11/blog-post.html
ライセンス変更を承認され、今後もOSMに参加されるユーザーは"承認"の操作(必須)をしなければなりません。

2010年11月19日金曜日

OSM地図の変化をタイル単位でチェック OpenStreetMap Watch List

OSM地図の変化をタイル単位でチェックできる "OpenStreetMap Watch List(OWL)"が公開されました。OSM地図の編集履歴、変化の確認にはOSM changesetや、itoのosm mapperを使っていますが、今回公開されたOpenStreetMap Watch Listは興味あるエリアのOpenStreetMapについて指定したタイル単位で編集履歴がチェックできます。OSM地図の変化をタイル単位で追うことができて、RSSフィードの配信も可能です。
(東京駅周辺OWL)
http://matt.dev.openstreetmap.org/owl_viewer/map?zoom=16&lat=35.68143&lon=139.75557&layers=BT

2010年11月12日金曜日

OpenStreetMapライセンス変更の承認

OpenStreetMapは現在CC-BY-SAからODbL/DbCLへのライセンス変更作業を行っています。以下のwikiサイトなどにライセンス変更の説明があります。承認されるにあたって参考にしてください。
◆License/About The License Change
http://www.osmfoundation.org/wiki/License/About_The_License_Change#About_The_OpenStreetMap_License_Change
◆License/We Are Changing The License(我々はライセンスを変更中です。)
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:ODbL/We_Are_Changing_The_License
◆OpenStreetMap Japanのメーリングリスト「ODbl」に関するスレッド
http://www.mail-archive.com/search?q=odbl&l=talk-ja%40openstreetmap.org
◆またFOSS4G 2010Tokyo(2010/10/31)でのhiga4さんの講演「バリアフリーマップの試み」でもライセンス変更について説明されています。
http://dl.dropbox.com/u/201898/osm/foss4g2010tokyo_bfmap.pdf

ライセンス変更を承認されるユーザーは"承認"の操作(必須)をしなければなりません。OSMにログインした後、ユーザー情報の設定画面で以下の操作をすると承認が完了します。クリックするとライセンス説明の画面になります。"それ以外の国"をチェックして承認ボタンを押します。

承認作業が完了するとこの画面が表示されます。

2010年11月11日木曜日

備忘録:OSMハイチ大地震トレースチェックサイト

やっと見つけた。遠い記憶にあったOSMハイチ大地震トレースチェックサイト。
@DruidSmith: Tool for tracking status/progess of Haiti mapping
http://projekte.eiops.de/osm-matrix/

2010年11月2日火曜日

OpenStreetMap英語解説本届きました!

OpenStreetMap英語解説本届きました!じっくり読みます。ドイツ語解説本1版、2版との厚さ比較。
「OpenStreetMap Using and Enhancing the Free Map of the World」
Frederik Ramm ・ Jochen Topf ・ Steve Chilton

いきなりパンチ。waypointの使い方、どっかで見たような絵・・・。
http://openstreetmap.blogspot.com/2010/09/waypoints.html

2010年10月29日金曜日

OpenStreetMap福島県の変遷2008~2010

OpenStreetMap福島県の変遷2008~2010年をアニメ化してみました。貢献に感謝!

OpenStreetMap会津若松市の変遷2008~2010

GEOFABRIK labsのOSM Historyで会津若松市OpenStreetMapの変遷2008~2010をアニメ化しました。OSM HistoryはOSM地図が描かれる様を指定した範囲、期間でアニメーション化してくれます。Aizuwakamatsu 2008-01_2010-10,Japan
requested by: ikiya, id: 4588
Image size: 724 kB (1100 by 754 pixels, 36 animation frames)
requested 2010-10-14 05:03, processed 2010-10-14 05:05 (took 82 seconds)
bbox: 37.4039,139.6770,37.5970,140.0480, date range: 2008-01-01 to latest

2010年10月27日水曜日

OSC2010niigataにOSM出展しました。

10月23日、新潟大学で開催されたOpenSourceConference2010 NiigataにOpenStreetMap出展、セミナー発表しました。メンバーの皆さんお疲れ様でした。来場された皆様ありがとうございました。ぜひ、OSMを楽しみましょう!

2010年10月19日火曜日

地図描写のポイントその1:延長線、延長方向による位置確認

【写真や目視によるOSM地図描写のポイント】
OSM地図描写で風景から地物の情報を読み取るときのポイントはいくつかあります。そのひとつに道路や地形のライン、建物壁面などの延長線:延長方向で位置確認する方法があります。
道路がすでに入力済で、写真1、2を撮影した下の様な位置関係の場合、

(写真1)からは
・南北に走る道路の延長線(赤)より建物Aは西側にある。
・建物Bの東側壁面延長(青)と建物Aの西側壁面はほぼ一致する。

(写真2)からは
・建物Cの南側壁面延長(緑)は建物Bのほぼ中央に一致する。
といった道路と建物A、B、C相互の位置バランスが写真から読み取れます。
この写真(風景)から読み取った情報を地図入力に使用します。

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(写真からの読み取り例1)
例えばこの写真では、手前から延びる道路の延長が”クイーンズタワーB”ビルの中心と一致します。また、左に見える3つのビル(A、B、C)の壁面の位置がわかります。BとCの壁面は通りに対してほぼ一致していますがAの壁面は他に比べて左側にあります。

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(写真からの読み取り例2)
この写真では、手前の芝生庭園の境界端について注目します。芝生の端の延長が奥のレンガ建物の中央とほぼ一致します。

個人的にマッピングで最も多く使っているのがこの延長方向による位置確認です。斜景の写真でも地形や建物の延長線である程度、位置関係は確認できます。

つづく (編集中)。

2010年10月11日月曜日

OpenStreetMapマッピング 風景を地図描写する。

日本のOpenStreetMapも多くのエリアがマッピングされて道路やPOIが増えてきました。入力済みの道路やPOIを基準としてマッピングできる地区が拡大中です。風景から地物を読み取り、地図描写してみてはどうでしょう。

【目視や写真による風景の地図描写】
すでに書かれている道路や建物を基準にマッピングをしてみましょう。
例えば下記のような場合、GPSログがなくても目視メモや写真の記録から
   ・交差点A、B間のほぼ中央に道路がある。
   ・その道路を挟んでビルが2本建っている。
という情報が読めるなら交差点の間の道路とビル2本を書くことができます。
【写真や目視による地図描写のポイント】
風景から地物の情報を読み取るときのポイントは様々ありますが、ここでは3つのポイントをあげます。
1.延長線:延長方向による位置確認 (相対位置)
2.角 度
3.比率(長さや大きさ)

つづく。


2010年9月29日水曜日

ウェイポイント(Waypoints)の利用法

ハンディGPSを使ったロギングでウェイポイント(Waypoints)の利用法について聞かれることが度々あるので私の利用方法をまとめました。ハンディGPSにはロギング中に登録したい場所(目標ポイント)を記録する機能が付いているものがあります。登録したい位置でGPSのボタンを押すとそのポイントが保存されます。このポイントをウェイポイント(Waypoints)と呼んでいます。このウェイポイントは、お店や施設などのPOI、地形の記録に使うことができます。ウェイポイントを使った記録方法のいくつかを以下に挙げたいと思います。

(橋・階段・道路の任意の区間など)
橋や階段の両端でウェイポイントを登録することでその区間を記録できます。
(建物、施設など)
建物をロギングする場合、建物に近づきすぎるとGPSの電波状況が悪くなります。その場合、建物から離れた場所で建物外壁の延長上にウェイポイントを複数登録します。このウェイポイントのセットにより建物の輪郭を記録することができます。また、この方法は障害物などがあって近づけない建物、施設についても有効です。
(水域を挟んだエリア)
上記の建物ロギングと原理は同じです。川や水路、港など水域を挟んで対岸の目標物をマッピングする場合、対岸にある目標物の延長線上でウェイポイントを登録します。角度を変えて複数ウェイポイントを登録すれば、対岸に渡ることなく目標物を記録することができます。

2010年9月27日月曜日

第2回横浜港マッピングパーティー(2nd Port of Yokohama Mapping party)

9月20日横浜みなとみらい地区でマッピングパーティーが開催されました。9月19日~21日 パシフィコ横浜で開催されたG空間EXPOの応援・OSMアピールを兼ねたマッピングパーティーでした。
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Yokohama_mapping_party_20100920午前の第1部はランドマークタワー69F展望フロア見学、午後、第2部はクイーンズスクエア周辺のマッピング、第3部はG空間EXPO見学というスケジュールでした。
午前中のランドマークタワー273mからの展望は素晴らしく、マッピング用の写真、メモ、スケッチなど記録しました。午後のマッピングは3班に分かれてクイーンズスクエア周辺を徒歩マッピング(約1時間)しました。複雑なクイーンズスクエア周辺ですが基準の道路が入力済みであることと周辺のマッピングが進んでいることから写真とメモによるマッピングで建物、POIを書くことはできそうです。 G-EXPO見学は休憩をはさみながらメンバーと2時間近く見学しました。夜の反省会もきっちり盛り上がって、ジオメディア組との合流もあって大賑わいでした。
かなりのマッピング用データが取れました。じっくり横浜港を描いていく予定です。今後も関内方面含めてマッピングしていきます!

2010年9月16日木曜日

第2回 横浜港マッピングパーティー 2nd Port of Yokohama Mapping party

2010年9月20日 パシフィコ横浜で開催されるG空間EXPOの応援・OSMアピールイベントとして横浜みなとみらい地区でマッピングパーティーを実施します。詳細は以下のwikiページをご覧ください。
第2回 横浜港マッピングパーティー
2nd Port of Yokohama Mapping party

http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Yokohama_mapping_party_20100920

午前中はランドマークタワー69F/273mに展望ツアーをかねて上ります。午後はみなとみらい地区のクイーンズスクエア周辺をマッピングします。その後、G空間EXPOの会場見学ツアーを予定しています。