・・・・HaitiMap作成の個人的な記録メモ 5・・・・
◆OSMマッピング開始後の1日半は、GPSログなし、震災後衛星写真なしの状態で使えるソースを掻き集めてトレースしていた。被災前Yahoo衛星写真、パブリックドメインの様々なハイチ地図(古い)、CIA MAP、などなど。
被災前Yahoo衛星写真による首都トレースは1日かからなかった。写真で書ける場所も少なくなってきた。首都近郊ではマッパー同士がかち合う"競合"起きていた。
書き方は様々だったがトレーススピードは圧巻だった。
トレースセッションに突入していくこの時、どこでどれだけマッパーが書いているのか知りたかった。OSM mapperでは追えない。
写真でのトレースが終わりかけるとマッパー達は次のソースを求め出す。> パブリックドメインの古いハイチ地図をスキャンしたデータを利用し始める。
◆トレース2日目が終わる頃、ついに被災後の高解像度衛星写真の利用が可能となる。これで2つの仕事が始まった。
1.精細な衛星写真をもとに道路や地形、建物など基本地図を書きあげる仕事。2.被災状況を地図上に書き上げる仕事。
(1.で問題になった点)
もともとハイチOSMには昨年ぐらいに"プロジェクト ハイチ"の活動で古い幹線道路データがインポートされていた。また、パブリックドメインの古いハイチ地図スキャンデータを多くトレースしていた。いずれも何もソースが無かった最初の2日間、大変有効なデータ、ソースで貴重に思えていた。ところが最新の高解像度衛星写真を使用し始まると現況と合わない箇所が数多く生じてきた。
新しい衛星写真と古いデータを比較すると合わないというよりもまったく別の場所ではないかと思うぐらい違いが感じられる場所もあった。
最新衛星写真をもとにソース付きの古いデータに気を使って修正するのは手間がかかった。差が大きい箇所は古いデータ一切使わないで全削除、衛星写真で書き直した。"ハイチ震災、1987年とかの道路データ入っているとマッパーは嫌がる。何も無い当初はありがたかったけ ど、衛星写真が追いついた今、道路修正は大変。新規で書いた方が速い。(1/17 TL)"
(インポートされた道路wayと衛星写真のズレ)
※どちらが正確かという問題よりも様々なソースを使って全体として整合性の高い地図を作ることが重要。(2.で問題になった点)先日も書きましたが、災害用のタグがOSMにまだ無かったことです。
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週刊OSM( weeklyOSM) は、 OpenStreetMapに関する世界中の出来事トピックについて毎週ボランティアメンバーによって編集と多言語翻訳が行われ、公開されています。 OSMに関して、コミュニティやOSM編集、タグ付け、 データベース、 技術開発、 企業団体、...
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